外耳炎

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

新緑の時期から気温の上昇とともに増えるのが皮膚やお耳のトラブルがあります。

耳を掻く、よく頭を振る、耳が臭うというような症状があれば、外耳炎を起こしている可能性があるので、早めの受診をお勧めしております。
外耳炎を放置していると内耳の炎症による平行障害や、耳血腫、眼の炎症、全身性の皮膚炎などに移行してしまうことがあります。

耳ダニ、細菌・真菌感染、異物、アレルギー等外耳炎を引き起こす原因も様々。
必要に応じて、検査や適切な処置、外用薬・内服薬の処方をさせていただきます。

初期の外耳炎は適切な洗浄と外用薬で良化しますが、重度でなかなか治らないタイプもあり、飲み薬が必要になることもあります。

また、飼い主様だと甘えてしまって、ご自宅で毎日点耳が難しい場合には、長期作用が期待できる注入タイプ(計2回来院して頂くことになります)の外用薬の院内処置もございます。

日頃からの耳のチェック、お手入れで早く気づけることもあるので、おかしいな?と思ったらぜひご相談下さい。

20230412(FM)

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ペットと防災対策

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

3月、9月はスーパーやホームセンターに防災グッズが並び、防災意識の高まる時期です。
もしもの時の備えは人だけでは無く、一緒に暮らしているペットにも必要ですね。

ご自宅での避難生活、避難所での生活、いずれにしろ1週間〜10日ほどのフードやおやつ、トイレグッズ、持病のある子は内服薬や外用薬も余裕を持っておくといいです。

ペット同伴避難といえど、人と同じスペースで過ごせるのは補助犬のみで、ペットの子達は人と離れた場所で過ごすことになります。
普段からクレートやキャリーバッグに入る練習や、飼い主様から離れる練習、いろんな音に慣れる練習も大切なことです。

最後にさいたま市のマニュアルを添付いたしますので、参考にしていただけたらと思います。

20230323(FM)

https://www.city.saitama.jp/001/011/015/006/p055713_d/fil/hinanjomanyuaru.pdf

 

 

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春になったら

こんにちは

ようやく暖かい季節が近づき、桜の開花が楽しみな今日この頃🌸

暖かくなるとワンちゃんネコちゃんに寄生するノミやマダニという外部寄生虫の活動も活発になって来ます。
ワンちゃんネコちゃんがノミやマダニに吸血されることで、貧血、痒み・アレルギー・皮膚炎、それに伴うストレス、寄生虫や病気の媒介(ヒトに感染るものもあります)等の被害が考えられるため、予防薬をお勧めしています。

ノミは13℃を超えると冬場であっても活動できるので、通年予防や早い時期からの予防をお勧めしております。

当院には、背中に垂らすスポットタイプと食べるおやつタイプの予防薬があります。
飼い主様やワンちゃん猫ちゃんにとってどの予防薬が与えやすいのか?どんな予防薬が必要なのか?お気軽にご相談ください。
お待ちしております。

20230303   (FM)

 

 

 

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マイクロチップについて

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

こんにちは。
雨が続いたり猛暑になったり、先日も各地で地震があったり、いつ災害が起こるかわからないと思いながら、そんな中、もし自分の家の動物が迷子になってしまったら…
今回は、その不安を少しだけ払拭するためのお話です。
今年の6月から、ブリーダーやショップで販売されるわんちゃん、猫ちゃんへのマイクロチップの装着が義務化されました。
マイクロチップとは、個体識別番号が搭載されたとても小さいICチップで、専用の注射器を用いて肩の辺りに打ち込みます。💉
打ち込まれたチップを専用のリーダーで読み込むことにで、ID番号によりデータベースからご家族の情報と結びつけることができます。
現在販売されているわんちゃん🐶、猫ちゃん🐱であれば、購入時には既にマイクロチップが装着されているため、購入者の情報登録手続き(変更登録手続き)を行ないます。🗒️
譲渡や保護などでお迎えし、マイクロチップが入っていない場合は、現行直ちに必ず行わなければいけないというわけではないのですが、なるべく動物病院🏥に依頼して装着することがすすめられています(努力義務)
マイクロチップの最大のメリットは、やはりなんといっても、様々な原因で離れ離れになるなどで迷子になってしまった時、保護された場合にご家族の元🏡に帰る為の手掛かり❤️や所有権の証明🗒️の手助けになる事です。(チップを読み取っても、一般に個人情報が保護主など他者に開示される心配はありません)
家の中のみで飼育していても万が一ということがありえますので、ぜひ装着する事をおすすめしています。💁🏻
当院でも外来診察中に装着処置ができますのでご相談ください。また避妊去勢手術や麻酔処置の際など同時に行うことも出来ます。ご検討されているようでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。🏥💉
(わんちゃんの場合、併せて狂犬病の鑑札を首輪などにつけておくと、より早くご自宅に戻りやすくなります。狂犬病の注射も毎年1回の接種が義務になっておりますので、未接種の方はお声がけください) (ITO)
(手続きについての詳細は環境省のホームページに記載がありますので、併せて掲載いたします)

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猫白血病ウイルス(FeLV)感染症について

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

🐱猫白血病ウイルス(FeLV)感染症についてご紹介します。

猫白血病ウイルス(FeLV)感染症は.感染すると呼吸器🫁症状や口内炎、腸炎がみられます。また、貧血などの血液🩸の異常やリンパ腫🤢などの悪性腫瘍ができる原因にもなります。

感染源は感染している猫の唾液💧や糞便💩であるため、感染している猫との毛繕いや噛み合い、トイレ、食器🥣の共有で伝播します。また、感染した猫が子猫を産んだ場合、ほとんどの場合死産になります。無事に産まれても、乳汁🍼も感染源となる可能性もあるため、その子猫にも感染する可能性があります。乳汁から感染しなかった場合でも母猫や感染した兄弟との舐め合いで感染します。

年齢が若い方が感染しやすいとも言われていますが、成猫も感染します。そのため新しい猫を迎え入れる場合や、猫が外に出てしまった場合などは、他の猫に感染を広げないために検査🩸をする必要があります。

ただ、感染してすぐでは正確な結果がでないため、感染した(かもしれない)1ヵ月後に検査をします。その間同居の猫がいる場合はお互いに接触しないようにしてください。子猫で陽性の場合、数ヵ月後に再検査をして、再度陽性だった場合持続感染となります。持続感染の場合は数年で死に至る確率が高くなります。

 治療は症状に合わせての対症療法が主体になりこの病気の有効な治療法はまだありません。

予防としてワクチン接種が挙げられますが、感染猫との接触を避けること、猫を外に出さないことが一番の予防策です。🐈🐈‍⬛

検査は院内ですぐに行えますので、「うちの子が外に出てしまった」「外の猫と接触したかもしれない」など心配なことがあれば、お気軽にご相談ください。🏥👩🏻‍⚕️(CA)20220220

 

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猫のコアワクチンについて

 今年もわんちゃん、ねこちゃんの予防シーズンが近付いてきました。今回は😸猫のコアワクチン(基本の予防ワクチン) に関してご紹介します。

 😸猫のワクチン💉にはすべての猫に接種すべきコアワクチンと、感染のリスクがある猫に接種してほしいノンコアワクチンがあります。コアワクチンでは、1️⃣猫汎白血球減少症、2️⃣猫ウイルス性鼻気管炎、3️⃣猫カリシウイルス感染症の3種類の病気を予防でき、3種混合ワクチンとも呼ばれます。この3種類の病気は人の手や衣服を介して運ばれるため、完全室内飼いのねこちゃんでも感染のリスクがあります。

1️⃣🙀猫汎白血球減少症(猫パルボ)

 猫のパルボウイルスが原因です。非常に高い死亡率や強い感染力を持った病気のひとつです。子猫や若い猫が感染しやすく、嘔吐、腹痛、高熱、心筋症、循環不全、血様の下痢などの症状がみられます。妊娠猫にかかると胎子にも強い影響を及ぼします。

2️⃣😿猫ウイルス性鼻気管炎

 猫のヘルペスウイルスが原因です。咳やくしゃみ、鼻水、発熱といった風邪のような症状から次第に目やにが増え、激しい結膜炎や角膜炎などを起こします。感染力が強く、特に体力のない子猫で重篤化し、死亡する場合があります。回復してもウイルスが体内に残り、ストレスなどで再発することがあります。

3️⃣😿猫カリシウイルス感染症

 咳やくしゃみ、鼻水、発熱などの風邪様の症状から、舌や口のまわりに水疱や潰瘍・強い口内炎がみられます。また肺炎を起こすこともあります。他のウイルスとの混合感染を起こしやすく、合併症を引き起こすと、死亡率も高くなります。回復後もウイルスを排出するため、感染源としても注意が必要です。

 予防や病気の抑制はなんといってもワクチン💉が大切です。ワクチンが初めての方やしばらくワクチン接種を受けていない方、接種のタイミングなど、何かわからないことがあれば🏥当院までご連絡ください💁🏻‍♂️(C)20220220

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フィラリア予防について❤️‍🩹

 冬も後半に差し掛かり、フィラリア(犬糸状虫)の予防シーズンである春が徐々に近づいてきましたので、当院でのフィラリア予防に重点をおいて説明していきます。💁🏻‍♂️

 フィラリア(犬糸状虫🪱)は、蚊の吸血によって犬の体内に侵入し、幼虫から成虫となり、犬の肺動脈🫁や心臓🫀に寄生すると、深刻な症状を起こすようになります。

 フィラリア予防薬💊を処方する前にフィラリア検査🩸を行う必要があります。

理由は、フィラリア陽性で予防薬を使用した場合、ショック反応やアナフィラキシーショックの危険性があるためです。

当院では、少量の血液でフィラリアに感染しているかを診断できる抗原検出キットを用いています。

 当院で取り扱っているフィラリア予防薬の種類は大きく3種類に分かれます。

①チュアブルタイプ🍪

利点

・おやつ感覚で予防を行うことが出来る。

・食べることが好きなわんちゃんは喜んでくれる。

欠点

・臭いや味に敏感なわんちゃんは、食べてくれないことがある。

・食餌アレルギーのわんちゃんにはお勧めできない場合がある。

②スポットタイプ(レボリューション)💧

利点

・食餌アレルギーや味に敏感なわんちゃんにも確実に投薬することが出来る。

欠点

・投薬して、数日間シャンプーが出来ない。

・稀に薬剤が肌に合わず、痒みが出たり肌が荒れることがある。

③注射タイプ💉

利点

1年間フィラリア予防を行うことが出来るので、予防回数が年に1回で良い。

・継続で注射によって予防する場合は、予防前の血液検査が必要ない。

欠点

・アレルギー様の反応が出ることがある。

 当院では、ノミ、ダニ、寄生虫の一部、フィラリアの全てを予防できるオールインワンタイプのチュアブルタイプ🍪も取り扱っています。

 獣医師と相談の上、その子に合った予防薬を見つけましょう。予防について分からない点などお気軽にお問い合わせください。🏥💁🏻‍♂️

(Y)20220217

 

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肛門嚢炎について

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

🐶犬や🐱猫の肛門の下左右(時計でいうと4時と8時の方向)には、肛門腺という臭腺が一対あり、袋状になっています(肛門嚢)。
肛門腺からは細い管が出ており、押すと中身の分泌物が出てきます。通常は排便時にある程度この分泌液を一緒に排泄します。中にはあまりできない子もいます。
下痢や便秘などの消化器症状、加齢、肥満など、様々な要因で分泌物の性状の変化や排泄不良が起こると、肛門腺が過剰に溜まっていきます。この状態が続くと細菌が感染して炎症を起こし、痛みや腫れが出ます。さらに悪化すると肛門嚢が破裂し、穴が開いて、そこから出血とともに膿状の肛門腺が排出したりします。これが肛門嚢炎です。

治療❤️‍🩹としては、初期であれば抗生剤など内服薬💊のみになりますが、膿が溜まって痛みが激しい場合は内服に加え、外科的に切開して排膿と洗浄薬剤注入を行います(既に破裂して穴が空いている場合も薬剤注入を行います)。破れてしまった箇所の皮膚は経過とともに塞がります。
あまりに何度も繰り返すようであれば、外科手術で肛門嚢自体を取る方法もあります。

予防としては、日頃から肛門腺のケアをすることが何よりも大切です。溜まる頻度はその子その子によりまちまちですが、🐶わんちゃんであればまずは1ヶ月に1回くらいが絞る目安になります。🐱猫ちゃんは溜まらない子も多いのですが、やはり気になる方はまずはわんちゃんと同じ頻度でチェックした方が良さそうです。その時の溜まり具合により、次回確認するまでの期間を決めていきます。

絞り方としては、先述した箇所(肛門の四時と八時の方向)にある袋状構造を指で掴み、奥から手前に押し出していきます。あまり強く押しすぎると痛がるので注意です。肛門嚢炎は再発が多い病気のため、なかなかご自宅でケアできない場合には、病院やトリミングでも行っています。🏥🩺
普段の通院や予防接種の際に一緒に、溜まっているか確認することもできますので、気になった方はぜひご相談ください。💁🏻‍♀️(ITO)20220217

 

 

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【はじめて子犬・子猫を迎えたら 〜子猫🐱編〜】

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

【はじめて子犬・子猫を迎えたら 〜子猫🐱編〜】

先月、子犬編を行いましたので、今月は子猫編になります🐾🐱

子猫を飼いはじめたら、まず不安を取り除くためにまずは無言で、お家の環境🏠に慣れさせてあげます。猫ちゃん自ら探索する時間を設けてあげてください。また、睡眠中😴は起こしたり邪魔をしたりしないようにしましょう。最初のうちはケージの中に低めのトイレや寝床、お水など一通り準備し、夜など目が届かない時間はそこの中で過ごしてもらう方が良いです。

トイレ🚾は大抵の猫🐱ちゃんはしつけしなくてもわかってくれますが、粗相をしてしまった場合は、おしっこの臭いをトイレの砂につけておくと自然と覚えることが多いです。ただし3週齢以下で保護した猫ちゃんだと、まだ自力で排泄できないので、お尻をティッシュなどで優しく刺激して排尿を促す必要があります🧻

フードは栄養価の高い子猫用を用います。保護猫ちゃんの場合、2週〜3週までは哺乳瓶などでミルク🍼を頻繁に与えるなど授乳介助が必要ですが、乳歯が生えてきたら離乳食を少しずつ与え始めます。

混合ワクチン💉の接種時期になったら動物病院🏥へ連れて行きます(保護猫ちゃんの場合は9週齢すぎが目安です)。初回接種時期に応じて2または3回のワクチン💉が必要で、種類なども合わせて、獣医師🩺と決定していきます。同時に糞便検査(寄生虫や細菌を調べます)も行い、必要があれば治療💊をしていきます。ノミ・マダニの駆除・予防や、耳ダニのチェックなども同時にを行います。

その後、生後6〜8ヶ月くらいを目安に、子供をとらない場合は不妊手術(去勢・避妊)を行っていきます。
メスの場合、乳腺腫瘍の発生リスクを下げるためには、一歳未満に手術することを推奨しています🐈

子猫🐱ちゃんの時期は色々なものに興味をもつため、誤飲やケガ、脱走などに注意してください。
ご不明点や詳しく知りたいことなどございましたら、お気軽に当院までご連絡ください。💁🏻‍♀️🐱🩺

20220109 ITO

 

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血栓症について

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

血栓症🩸とは血小板などの血液成分が塊となり血管を閉塞し、血流が遮断されてしまうことを言います。血栓によって組織に送られる血流量が低下し、様々な症状を起こします。

血栓症の原因として犬🐶では細菌性心内膜炎など感染による炎症、外傷、フィラリア、甲状腺機能低下症、先天的な心臓病🫀など様々です。猫😺は主に肥大型心筋症をはじめとする心筋症によって心臓🫀で出来た血栓が原因となります。

血栓🩸の重症度は状況によって大きく異なりますが激しい痛み、体や臓器の麻痺、脈拍の消失、冷感などの症状が突然起こります。特に猫🐈は後趾の血管で起こりやすいので後趾の麻痺、低体温を引き起こします。血栓によって急な塞栓が起きた場所から血流が通らなくなり完全に閉塞を起こすと、それ以降の細胞が壊死していきます。これが急激に起こることで塞栓した場所以外の全身の臓器🫁でも障害をきたし、最悪の場合死に至ります。🙀

診断方法は症状の有無、血液検査🩸、原因の探査として超音波検査、レントゲン検査、CT検査などを行います。

治療法としては血栓を溶解する薬💉、血栓が起こりづらい薬💊を使用し血液の流れ🩸を改善していきます。また、血栓の原因となる疾患🫀の治療をおこなっていきます。
血栓症は起こった時間及び場所によって予後も様々ですが悪くなることがあります。早期発見が大事になるため、特に基礎疾患のある場合は定期的な検査🩺🏥とその子の状態の把握が大事になります。急にいつもと様子が違う時、このように重大な病気の場合もあります。様子を見ずにぜひご連絡ください。💁🏻‍♂️🏥(P)20211128

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