耐性菌について

今回のテーマ「薬剤耐性菌」です。

近年、人の医療現場🩺などでよく耳にするようになった「薬剤耐性菌」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?🤔
薬剤耐性とは薬が効かないという意味で、薬剤耐性菌とは薬(抗生物質)💊が効かない細菌のことです。
「薬剤耐性菌」は、人の医療現場だけでなく、動物🐾の医療現場🏥でも大きな問題を引き起こします。😱

はじめて使う抗生物質は細菌にとてもよく効きますが、薬を使い過ぎたり、間違った使い方をしていると、細菌に対して薬が徐々に効かなくなっていきます。😥
こうして、薬剤耐性菌が発生します。効きが悪いから新しい抗生物質への変更を何度も繰り返すと、多くの抗生物質が効かなくなった薬剤耐性菌が生まれます。😦これを「多剤耐性菌」といいます。

この多剤耐性菌に感染すると、治療💉💊がとても難しくなります。
例えば、単純な細菌性の風邪でも完治が難しく、難治性の肺炎に進行するなど重症化することがあります。

そんなとても恐ろしい「薬剤耐性菌」の発生を起こさせないために飼い主さんに気をつけていただくことがあります。それは、抗菌薬が処方されたら獣医師の指示通り📝に飲ませていただくことです。投薬を自己判断で止めたり、量を減らしたりすると、薬剤耐性菌の発生に繋がります。🦠

家族である動物達に健康で長生きをしてもらうためにも正しい投薬を行うことを心がけましょう。💁🏻‍♂️🐾(Y)20210523

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アリス動物病院(川越市・動物病院)

心雑音について

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

犬🐶🐱のワクチンや狂犬病を打つ時期に身体検査を行う病院は多いと思います。その時に心臓❤️に雑音が見つかることがあります。心雑音は心臓病を見つける1つのきっかけとしてとても重要です。今回は心雑音について書いていこうと思います。

心雑音とは、心臓にある僧帽弁や三尖弁など弁の狭窄や弁の逆流などが原因で通常の心音の中に異常な音が聞こえることです🧐 心臓の聴診🩺は心雑音を聴診することで心臓の病気の発見や重症度の簡単な検査を行うことが出来ます。🤔

心雑音はLevine分類という雑音の強度で1から6の6段階に分けられます。
・Ⅰ度 弱くかろうじて聴き取れる
・Ⅱ度 弱いが容易に聴き取れる
・Ⅲ度 中等度に強い
・Ⅳ度 非常に強くスリルがある
・Ⅴ度 非常に強くスリルがあり聴診器で胸部に近づければ聴き取れる
・Ⅵ度 聴診器がなくても聴き取れる
上記のように数字が大きくなればなるほど雑音が大きく心臓病の重症度が高いと考えられています😲

心雑音は『収縮期雑音』『拡張期雑音』『連続性雑音』と分かれています。収縮期雑音は心臓が収縮して体中に血液🩸を流すために心臓が収縮するときに聞こえます。原因の病気は僧帽弁閉鎖不全症、大動脈狭窄症などがあります。拡張期雑音は血液🩸を心臓に溜め込む為に心臓が拡張する時に聞こえます。原因の病気は大動脈弁逆流症や肺動脈弁逆流症などです。連続性雑音は動脈管開存症という遺伝性の病気が原因で起こり、心音を聴診すると連続的に雑音が聞こえます。

心雑音🫀は聴診器🩺で聞くことが可能な検査の中では簡単に調べることの出来る異常です。動物病院🏥で検査をしてもらう際、一度聞いてもらうことをおすすめします💁🏻‍♂️🐾

 

(P)20210216

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アリス動物病院(川越市・動物病院)

しつけ教室

今日は当院のドッグランでしつけ教室を行いました。天気は良く日差しが出ていてとても暖かい気温で開催されました。☀️
トレーニング内容は、ハウストレーニング、アイコンタクト、待ての練習を行い、人に吠えた時の対処法、他の犬とのコミュニケーションの仕方などといった個別の質問にも対応した内容となりました。🐶
新しく参加されたワンちゃんや、何度か来られたワンちゃんがいましたがどちらも凄く人懐っこく
しつけ教室後のドッグランでの交流は和やかな雰囲気でした。✨
次回以降のしつけ教室は、5月22日(土)9時からを予定しております。参加希望の方は、当院の受付までご連絡下さい☎️

(kg)20210508

 

 

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狂犬病について

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

今回のコラムは、「狂犬病」についてです。🐶
ワンちゃんの予防接種💉としてお馴染みだと思いますが、重要性を再確認していただきたいのでこのテーマについて書かせていただきました。💁🏻‍♂️

ワンちゃんの飼い主さんには、「生涯で1回の飼い犬登録」と「毎年1回の狂犬病予防注射の接種」が狂犬病予防法という法律によって義務付けられています📜

狂犬病は、犬だけでなく人を含む哺乳動物のほとんどが感染します。狂犬病は狂犬病ウイルスをもつ動物に咬まれたときに、その動物の唾液中に含まれるウイルス🦠が傷口から体内に侵入することで感染します。犬に噛まれたことが原因となる90%以上となっています。

現在、日本の周辺国を含む世界中のほとんどの国では依然として狂犬病が発生しており、毎年約5万5千人もの方がこの病気により死亡しています😱。世界の中でも、アジアとアフリカでの死亡数が95%以上を占めています。
(写真 出典:厚生労働省)

世界保健機関(WHO)は「狂犬病の流行を阻止するにはワクチン注射率は70%以上必要」としていますが、厚労省によると、平成5年度ごろには99%以上あった接種率が、近年7割ほどに低下しています。

薄れる狂犬病への危機意識を高めることが、狂犬病の蔓延防止に繋がります。こんな時代だからこそ狂犬病に対する意識をいま一度引き締めましょう。💁🏻‍♂️💉🐾(Y)20210425

 

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しつけ教室・ドッグラン交流会 

今日は、当院のドッグランでしつけ教室を行いました。とても天気が良く、快適な気温で開催されました。🌻
トレーニング内容は、ハウストレーニング、アイコンタクト、おやつを使った歩く練習、待ての練習などを行い、散歩中に他の犬に吠えるわんちゃんの対処などの個別の質問にも対応した内容となりました。🐶
新しく参加したわんちゃんも多かったですが、しつけ教室後のドッグランでの交流は和やかな雰囲気でした。😁

参加希望の方は、当院の受付までぜひご連絡下さい。☎

(Y)20130327

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アリス動物病院(川越市・動物病院)

ペットの誤食

少しずつ暖かくなってきましたね。🌸🌱

ご自宅🏠でのんびりするだけでなく、お散歩犬🐕🚶‍♀️🚶に行く機会も増えてきたかと思いますが、お家でもお外でも、気をつけなければいけないのが誤食です❗️

今回は🐶わんちゃん😸猫ちゃんが食べてはいけないものを幾つかご紹介します。

①まず、野菜の中で代表的なものが、ネギ、タマネギ、ニラ、ニンニク🧄などです。

これらは赤血球を壊して貧血や血尿を引き起こしたり、嘔吐したりする他、最悪の場合は命に関わる症状が出ることもあります。😱

野菜は他にも、アボカドやアスパラガスなどが有名です。🤭

アボカドは実の成分だけでなく、大きな種🥑も誤飲して閉塞を起こす可能性があるので気をつけてください。ナスや銀杏なども注意が必要です。

②ネギと並んで有名なのがチョコレート🍫、カフェインです。下痢や嘔吐などの消化器症状だけでなく、大量に摂取すると昏睡など重篤な症状に陥ります。😭

③果物で有名なものが、ブドウ🍇やレーズンです。
嘔吐、下痢などの消化器症状が出る他、急性腎不全になることがあります。😵

④植物で気をつけなければいけないものは、球根🧄で育つ植物です。

例えばユリ⚜️は腎障害を引き起こし、チューリップ🌷は心毒性が強く痙攣などがおき、スイセンも昏睡状態に陥るなど、少量でも大変危険なものが多いです。その他にも道端によく咲いているアジサイ、キク🌼、アサガオ、園芸で用いられることも多い、ベゴニア、シクラメン、アロエ、シーズンにより観葉植物として室内にも飾られる、ナンテン、カーネーション、クリスマスローズ、ポインセチアなども、全体または葉や根といった一部分が有害です。🤔

⭕️以上のように口にしてはいけないものはたくさんありますが、対策として、まずは、室内ならば届く範囲に置いておかない・飾らないよう常に気をつけておくことが非常に重要です。😊

🐶わんちゃんの場合、お散歩🦮で外に出た際は、近づけないようコントロールしましょう。

万一、食べてしまった可能性がある場合は、なるべく早く病院にご相談ください。🏥💁🏻‍♂️💊

(ITO)20130328

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耳血腫

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

今回のコラムのテーマは「耳血腫」です。

耳血腫とは、
何らかの理由により耳介(皮膚と軟骨により出来ている動物の耳の外に張り出て飛び出している部分)の軟骨に亀裂が出来、折り曲がることで出血し、耳が腫れてしまう病気です。😮

原因としては、外耳炎(細菌感染、真菌(カビ)感染、寄生虫感染、アレルギー性など)や中耳炎などによる耳のかゆみや違和感から、耳を掻いたり頭を振ったりすることによる物理的な刺激によって、耳介の軟骨内で出血が起こると考えられており、耳血腫の原因の多くが外耳炎によるものです。😬

耳が垂れている犬種🐶(ビーグル、ゴールデン・レトリーバーなど)や、外耳炎を起こしている犬はかかりやすく、猫😸では、耳ダニの感染などで外耳炎を起こしている猫や外に出歩く猫がかかりやすいです。

治療は、切開や注射器を使って耳介の部分を刺して血を排出します。日を置いて数回行っても効かない場合は、耳介部から常に血液が排出できるよう小さな穴を開けることもあります。💁🏻‍♂️
内科療法ではステロイド剤や非ステロイド性消炎剤を使用します。インターフェロンを用いる病院もあります。💊

耳血腫は再発率がとても高い病気であり、耳血腫の原因となっている病気をしっかりと治療する必要があります。🤔👂
治療が遅れたり、耳血腫を放置したりすると軟骨が変形し耳の形がいびつになります。
原因の多くを占める外耳炎を未然に防ぐためにもお耳を定期的にチェックするようにしてみましょう😊🏥
(Y)20210321

 

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涙やけについて

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

今回のテーマは「涙やけ」👀です。
トリミングに行っても眼の周りの着色が取れず、お悩みの方も多いのではないでしょうか。涙やけは命に関わるような深刻なものではありませんが、病気の兆候を示していることもあります。🤔
涙やけの根本的な原因は、眼球における涙の量が多くなりすぎることです。正常であれば産生された涙は涙管という管を通って眼から鼻の中に排水されます。しかし、涙の量が多すぎたり、排水システムのどこかに異常がある場合、眼球からスムーズに涙が流れて行かず、溢れ出た涙が光や酸素によって変色してしまった状態が涙やけです😲
その原因が逆まつげや腫瘍などの場合は外科的な処置が必要になります😱。また結膜炎、角膜炎なども内科的な治療が必要になります🤭
一方、何の病気も見付からなかったにもかかわらず、涙やけがみられることがあります。それは老化による眼の周りの筋力の低下や犬種特有のものであったりします。
涙やけのできやすい犬種🐾は目が突き出た状態にあるチワワ、パグなどの短頭種🐶です。また遺伝的に飾り毛のあるトイプードル🐩、ミニチュアシュナウザーなども毛が眼球表面を刺激して涙が多くなります。さらに短頭種と飾り毛が遺伝的に組み合わさったシーズー、マルチーズ、ヨークシャテリアなどは一段とそのリスクは高まります。😲
涙やけを予防するための基本的な対策は過剰な涙😭をこまめに拭き取ってあげることです。また、涙が出ないよう被毛を整えたり、生活環境を整えるといった対策も必要になります。
涙が乾燥していないうちはドライティッシュ、乾燥して固まってしまったらウエットティッシュを用いることが効果的です。涙を拭き取るときは強くこすらないようにしてください。あまりゴシゴシ擦りつけると皮膚に小さな傷ができて眼瞼炎などの原因になってしまいます。また眼球の表面を覆っている涙まで拭き取らないよう気を付けます。
生活環境の中にある刺激物質(タバコ、線香、香水、柔軟剤、消臭剤、デオドラントなど)が犬の眼球に作用し、涙の分泌量を増やす原因になっていることがあります😵。犬の休息エリアにエアコンの風が直接当たっていないことを確認してください。目が乾きやすくなってドライアイになったり、乾燥を防ごうとして涙が増えてしまいます。
涙やけで気になる方はご相談ください。🩺🏥💊
(C)20210316

 

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ノミ・マダニ予防について

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

もうそろそろ寒い冬が終わり、春🌸🌱になりますね。
予防シーズンの到来、ということで今回はわんちゃんねこちゃんに寄生するノミ・マダニについてお話しします。🐶😸

ノミは感染している動物や環境中から寄生し、かゆみや皮膚炎などのノミアレルギー症状を起こすことがあります。
また、瓜実条虫などの寄生虫や、様々な病原体を媒介します。

マダニは公園🏞や草むら🌱🌱🌱など様々な環境から寄生し、噛み付いてぶら下がり血を吸います。
症状はノミと同様、かゆみや皮膚炎、貧血などが主で、病原体の媒介にも関与します。
その中には例えば重症熱性血小板減少症候群(SFTS)など、最悪の場合は命に関わったりヒトにうつったりするものもあります。😱

以上のことから、わんちゃん🐶ねこちゃん🐰にノミ・マダニがつかないよう予防をすることが、とても重要になります。

また万一、ご家庭のわんちゃん猫ちゃんに、ノミやマダニが寄生しているのを見つけたら、なるべく早く動物病院🏥を受診してください。
(吸血をして膨らんだマダニは、無理に取ると顎が皮膚に残り、腫れたり膿んだりすることがありますので注意しましょう)

ノミ、マダニの予防薬、駆除薬💊には様々な種類がありますので、当院🏥にご相談ください。💁🏻‍♂️

(ITO)20210228

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ペットの血液型について

今回は血液型について投稿させて頂きます。💉

皆さんはワンちゃん、ネコちゃんの血液型をご存じですか?自分自身の血液型は分かっていても、ワンちゃんネコちゃんの血液型は知らない方が多いかと思います。🐶🐱

ヒトはA型・B型・AB型・O型の4種類に分類されるABO式と、Rh(+)Rh()に分類されるRh式が知られています。💁🏻‍♂️

日本人の血液型の割合はA40%B30%、O20%、AB10%であり、Rh(+)99.5%Rh()0.5%と言われています。🤔

🐶ワンちゃんの血液型はDEA式が世界標準となっており、今までにDEA1.1系・1.2系・213系まで知られています。日本にいる犬のうち、DEA1.1(+)7080%、DEA1.1()2030%と言われています。😲🐾

ヒト👨‍👩‍👧‍👧と同様に、原則同じ血液型どうしで輸血しなければなりませんが、DEA1.1()の犬の血液にはDEA1.1に対する抗原が含まれていないため、DEA1.1()の犬の輸血に利用されることもあります。🐶🐾😲

ネコちゃん🐱の血液型はAB式で、A型・B型・AB型の3種類に分類されます。その割合はA95%、B5%、AB型に関しては極めて少ないと言われており、猫種によってB型やAB型が比較的多いといった違いはみられます。💉

🐱においても同じ血液型で輸血しなければなりませんが、例えば緊急時にAB型の猫に輸血するとき、AB型の猫の血液が手に入らない場合は、A型の猫の血液が使われます。これはAB型の猫の血液中にはA型に対する抗体が含まれないため、利用することが可能です。🙀

皆さんの家族であるワンちゃん、ネコちゃんもいざというときのために血液型を一度調べてみるのはいかがでしょうか?🤔😲😃😊

(C)20210131

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