🐶甲状腺機能低下症について🐶

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

今回は🐶甲状腺機能低下症についてです。

甲状腺は喉の横にある小さな臓器です。甲状腺機能低下症とは甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンの低下によって起きる病気です。この甲状腺ホルモンは全身の代謝をよくしており、これが低下することで運動の低下😞、肥満など様々な症状が起きます。
甲状腺機能低下症になると、元気消失😔、運動の低下、あまり食べないのに肥る、左右対称の脱毛、色素沈着、体温の低下、神経症状などの症状が見られます。

原因としては甲状腺そのものの異常がほとんどで、甲状腺の萎縮やリンパ球性甲状腺炎などがあります。好発犬種🐶として、コッカースパニエル、ゴールデンレトリバーなど中型犬から大型犬🐶で多いとされています。

診断方法🩺は主に血液検査🩸、及び甲状腺ホルモンの測定🩸を行います。検査結果、症状を元に治療💊を行っていきます。(当院では即時検査🩸・治療💊を行っています)

治療法としては甲状腺ホルモンの投薬💊を行っていきます。投薬を続けることで徐々に改善されていきます。犬🐶それぞれに必要な投与量が変わるので、定期的な血液検査🩸🏥を行い投与量を合わせていきます。

甲状腺機能低下症は目に見えて症状が出やすい病気ですが、放置することでより重篤な症状を起こす病気でもあります。気になるようなことがございましたらぜひ御相談ください。🩺💁🏻‍♂️🐶(P)20220130

 

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🐹ハムスターの腫瘍に関して

今回のコラムでは🐹ハムスターの腫瘍に関してご紹介します。

🐹ハムスターの寿命はおよそ2~3年になりますが、腫瘍が見付かるのは早いと半年ほどで、高齢になるほどできやすくなります。またハムスターの種類によっても発生頻度が異なり、ゴールデンハムスターよりジャンガリアンハムスターの方が高いことがわかっています。特にジャンガリアンハムスターでは皮膚の腫瘍が、ゴールデンハムスターでは血液の腫瘍が多いと言われています。

体表面にできたこぶの場合、それが腫瘍なのか、それとも他の原因なのか鑑別することが重要になってきます。細菌感染や炎症により皮膚の下に膿が溜まることがあり、これを膿瘍(のうよう)といいます。膿瘍ができやすい場所はゴールデンハムスターでは陰部の近く、ジャンガリアンハムスターでは唾液腺の近くが多く、複数で同居している場合はケンカによって膿瘍ができることもあります。その他には加齢とともに筋肉の間から脂肪が飛び出し、こぶ状に膨らむこともあります。

腫瘍以外のときは外科的に処置し、くすりで炎症を抑えることで完治することが多いですが、腫瘍は悪性の場合、その場所だけにとどまっているとは限りません。肝臓や肺などに転移することも考えられます。特にハムスターのような小型な動物になってくるとレントゲンなどで判断することも難しくなってきますので、早期発見・早期治療が重要になってきます。

普段からできることは、観察しているときや触っているときに、何か身体にできものができていないか注意してもらうことがひとつです。また体重の変化を知ることは、体調を知るための重要なバロメータになるので、台所用のはかりなどを使って、定期的に体重をはかってください。何か気になることがありましたら、当院🏥までご相談ください。💁🏻‍♂️🐹(C)20220130

 

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フクロモモンガ (続き)

今回のコラムは前回に引き続き、フクロモモンガに関してご紹介します🐾😃

眼が大きく愛くるしい表情のフクロモモンガですが、本来、活発に動き回る動物です。十分に活動できる大きくて高さのあるケージが理想です。また中で飛び回れるように枝やツタを入れて、高い位置に休息スペースとして棚を設置し、本来の生息環境に近づけることが望ましいです。

フクロモモンガは木の幹にしがみつくために爪の先端が鋭くとがっています。ほとんどの場合、フクロモモンガの爪を切る必要はありませんが、人と一緒に生活する場合、腕や背中にしがみつかれて怪我をすることがあります。また、タオルやカーテンなどにフクロモモンガの鋭い爪の先が引っ掛かってしまうことがしばしばあります。このようなことを防止する目的や病的に爪が伸びてしまった場合、フクロモモンガの爪を切ることがあります。慣れているフクロモモンガでも捕まれるとジージー鳴いて抵抗します。このため、最初は動物病院🏥で爪の切り方を教わり、自宅🏡でできるようであれば自宅で行いましょう。

野生下のフクロモモンガは雑食性の動物で、昆虫食の傾向が強く、その他にユーカリやアカシアの樹液や樹脂などを食べています。飼育下ではタンパク質源と果糖や樹脂などの炭水化物源をそれぞれ50%程度ずつ与えることが良いとされており、フクロモモンガ専用フードがバランスの整った理想の食事です。その他には、刻んだ果物や野菜、ナッツ類や種子類、餌用昆虫などをおやつとして少量ずつ(食餌中の10%以下)与えます。実際、葉野菜は繊維やある種のビタミンの供給源となり、市販の飼育書にも果物や野菜を主体とした食事内容が紹介されています。また、おやつとして与えるナッツや種子類🥜、餌用昆虫🦗などはケージ内に隠しておくことで、楽しみながら採食行動を行うこともできます。

本来、フクロモモンガは1頭のオスと複数のメスにその子供からなる群れで生活しており、臭いやさまざまな鳴き声でコミュニケーションをとっています。そのため、単独飼育で飼い主との十分なコミュニケーションをとれない場合には精神的な疾患に陥ることが知られています。単独飼育によるストレスで陰部や胸部を咬んで、自分自身を傷付けることが報告されていますので、複数頭で飼育するか、飼い主とも十分なコミュニケーションをとることが望ましいとされています。

飼育する上で何かお困りのことがあれば、ご気軽に当院までご相談ください  20220109(C)

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【はじめて子犬・子猫を迎えたら 〜子猫🐱編〜】

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

【はじめて子犬・子猫を迎えたら 〜子猫🐱編〜】

先月、子犬編を行いましたので、今月は子猫編になります🐾🐱

子猫を飼いはじめたら、まず不安を取り除くためにまずは無言で、お家の環境🏠に慣れさせてあげます。猫ちゃん自ら探索する時間を設けてあげてください。また、睡眠中😴は起こしたり邪魔をしたりしないようにしましょう。最初のうちはケージの中に低めのトイレや寝床、お水など一通り準備し、夜など目が届かない時間はそこの中で過ごしてもらう方が良いです。

トイレ🚾は大抵の猫🐱ちゃんはしつけしなくてもわかってくれますが、粗相をしてしまった場合は、おしっこの臭いをトイレの砂につけておくと自然と覚えることが多いです。ただし3週齢以下で保護した猫ちゃんだと、まだ自力で排泄できないので、お尻をティッシュなどで優しく刺激して排尿を促す必要があります🧻

フードは栄養価の高い子猫用を用います。保護猫ちゃんの場合、2週〜3週までは哺乳瓶などでミルク🍼を頻繁に与えるなど授乳介助が必要ですが、乳歯が生えてきたら離乳食を少しずつ与え始めます。

混合ワクチン💉の接種時期になったら動物病院🏥へ連れて行きます(保護猫ちゃんの場合は9週齢すぎが目安です)。初回接種時期に応じて2または3回のワクチン💉が必要で、種類なども合わせて、獣医師🩺と決定していきます。同時に糞便検査(寄生虫や細菌を調べます)も行い、必要があれば治療💊をしていきます。ノミ・マダニの駆除・予防や、耳ダニのチェックなども同時にを行います。

その後、生後6〜8ヶ月くらいを目安に、子供をとらない場合は不妊手術(去勢・避妊)を行っていきます。
メスの場合、乳腺腫瘍の発生リスクを下げるためには、一歳未満に手術することを推奨しています🐈

子猫🐱ちゃんの時期は色々なものに興味をもつため、誤飲やケガ、脱走などに注意してください。
ご不明点や詳しく知りたいことなどございましたら、お気軽に当院までご連絡ください。💁🏻‍♀️🐱🩺

20220109 ITO

 

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しつけ教室(クリスマス会)

本日当院のドッグランでしつけ教室を行いました。天気は快晴で日差しが暖かく過ごしやすい気温で開催できました!😊
本日のトレーニング内容はハウストレーニング、呼び、褒め方、叱り方などといった内容になりました。
今回は何度か来られたワンちゃんと初めてのワンちゃんが来てくれました。どちらも褒め方叱り方をトレーナーから指導してもらいました。自宅でも引き続きトレーニングを頑張ってください!🐶
本日はその後当院からのクリスマスプレゼントを来て頂いた方達に差し上げました。みなさん喜んでくれていて嬉しかったです🥰
次回のしつけ教室は12月25日(土)9時〜10時に行う予定でおります、参加希望の方は当院の受付までお電話お願い致します☎️ Tel0492465664

(kg)28211211

 

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🐶犬の変形性脊椎症について🐶

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

犬の変形性脊椎症は中〜高齢の犬🐶に多く見られる体に痛みが出てしまう病気❤️‍🩹です。徐々に進行し、慢性の痛みや神経麻痺による歩行困難や起立不能で生活の質を低下させてしまいます🤕。年齢を重ねるごとに発症率も上がっていきます。犬種としては大型犬に比較的早期の発症が多いとされていますが、最近では大小関わらず多くのご相談があります。🦮🐕‍🦺🐩🐕🐾
要因は加齢による椎間板に対する栄養循環の減少や、脊椎に対する持続的な負担や損傷などが関与してると言われています。犬では首の付け根、腰〜尻尾の付け根にかけて発生が多い傾向があります。

診断は通常、歩行検査、全身の触診やレントゲン検査などを行います。レントゲンでは背骨に特徴的な骨増殖を確認することができます。骨増殖は背骨のお腹側にくちばし状の形で増殖している場合が多く、血液検査などでは徴候の所見は見つかりにくいことがあります。
最近はご相談頂くシニア定期健康診断🩺で早期に発見されることが多くなりました。
初期の様子は、最近何となく活動性🐾が落ちた?、見た目に少し背骨が目立ってきた?、のように痛みが分からないことが多いのも特徴です。この病気の発症早期ではまずサプリメント💊で進行を抑えて行きます。寝起きや運動後、気温の低下によって急な痛みが出始める場合は、運動制限と鎮痛剤による治療を開始いたします。当院🏥では進行の抑制や再発防止に優れた新しいサプリメント💊も併用しています。また、室内生活環境では足元が滑りにくいようにアドバイス💁🏻‍♂️しています。
大切な家族の健康寿命❤️を長く保てるように定期健康診断🩺🏥をお勧めしています。もしこのような徴候や気になる点などがございましたら遠慮なくぜひ御相談頂きハッピーライフにしていきましょう。😃🐶🏠
(P+T)20211205

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犬の認知症について

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

今回のテーマは「犬の認知症」🐶🐶🐶です。

犬の平均寿命は、ここ数年で人間の高齢化以上のスピードで進んでいます。現在、飼育されている犬の約25%が10歳以上の高齢犬です。高齢になるほど犬も人と同様に「認知症(認知機能不全症候群)」が増加します。

犬の認知症は、10歳を超える頃から始まり、13歳位から急増していきます。16歳以上になると約60%前後の犬が罹っているともいわれています。原因は、老化により脳の組織が減少したり、脳が神経的に変化を起こすことがあげられます。

症状は大きく5つに分けられます。
①見当識障害(時間・目的・方角の喪失)
例:慣れた場所で迷う・部屋のものにぶつかる
②相互反応の変化(人や犬同士のふれあい)
例: 知り合いや飼い主への反応が変わる
③睡眠あるいは行動の変化
例:生活が昼夜逆転し、夜鳴きや徘徊する
④トイレのしつけの喪失
例:トイレ以外の場所で排泄や失禁する
⑤活動性の変化
例:食欲の低下や寝てばかりになる

※これらの症状は、他の病的な要因から発生しているケースもあるため、認知症の他に病気が隠れていないか注意が必要です。🐾

認知症の治療法としては、犬に優しい生活環境を作ったり、犬の心身の刺激を与えたり、抗酸化作用のあるフードを取り入れたり抗不安薬などの薬物治療があります。💊

認知症になった犬は飼い主様の介護を必要とします。夜鳴きなどの行動に悩まれる飼い主様も多くいらっしいます。
長く一緒に過ごしてきた愛犬の介護やケアについて分からない際は、ぜひご相談ください。💁🏻‍♂️🏥

(Y)20211205

 

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血栓症について

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

血栓症🩸とは血小板などの血液成分が塊となり血管を閉塞し、血流が遮断されてしまうことを言います。血栓によって組織に送られる血流量が低下し、様々な症状を起こします。

血栓症の原因として犬🐶では細菌性心内膜炎など感染による炎症、外傷、フィラリア、甲状腺機能低下症、先天的な心臓病🫀など様々です。猫😺は主に肥大型心筋症をはじめとする心筋症によって心臓🫀で出来た血栓が原因となります。

血栓🩸の重症度は状況によって大きく異なりますが激しい痛み、体や臓器の麻痺、脈拍の消失、冷感などの症状が突然起こります。特に猫🐈は後趾の血管で起こりやすいので後趾の麻痺、低体温を引き起こします。血栓によって急な塞栓が起きた場所から血流が通らなくなり完全に閉塞を起こすと、それ以降の細胞が壊死していきます。これが急激に起こることで塞栓した場所以外の全身の臓器🫁でも障害をきたし、最悪の場合死に至ります。🙀

診断方法は症状の有無、血液検査🩸、原因の探査として超音波検査、レントゲン検査、CT検査などを行います。

治療法としては血栓を溶解する薬💉、血栓が起こりづらい薬💊を使用し血液の流れ🩸を改善していきます。また、血栓の原因となる疾患🫀の治療をおこなっていきます。
血栓症は起こった時間及び場所によって予後も様々ですが悪くなることがあります。早期発見が大事になるため、特に基礎疾患のある場合は定期的な検査🩺🏥とその子の状態の把握が大事になります。急にいつもと様子が違う時、このように重大な病気の場合もあります。様子を見ずにぜひご連絡ください。💁🏻‍♂️🏥(P)20211128

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ケンネルコフ

川越市・さいたま市のアリス動物病院です。

今回のテーマは「ケンネルコフ」😷です。
在宅時間が増えて、新しくわんちゃんや猫ちゃんを飼い始める方が増えています。そこで、今回は子犬🐶の咳の原因として非常に多い「ケンネルコフ」についてご紹介します。

ケンネルコフ😷とは、子犬🐶がよく発症する感染性の気管および気管支炎🫁のことをいいます。ケンネルコフは、まだ免疫力や抵抗力が低い生後6週~6カ月齢の子犬で発症しやすいといわれています。🐾

原因となる病原体は、複数のウイルス(イヌアデノウイルス2型・イヌパラインフルエンザウイルスなど)や細菌の単独あるいは複合感染だと考えられています。
感染経路はペットホテルや公園など、犬が集まる場所で感染しているイヌの唾液、気道分泌物、糞便に接触することにより感染します。

症状は、短く乾いた咳が続き全身状態は良好である場合が多いですが、ケンネルコフが長期化し、二次的に細菌感染を起こすと湿った咳に変わります。重症化すると気管支炎や肺炎😷などを引き起こす恐れがあります。

治療は、軽度の場合、抗菌薬💊や気管支拡張剤や鎮咳薬などを症状に合わせて使用します。診察の上、症状に合わせてお薬を組み合わせていきます。人の百日咳のように少し経過が長めなのも特徴です。🐾🐶

予防に役立つのが混合ワクチンの接種💉です。イヌアデノウイルス2型やイヌパラインフルエンザウイルスは、混合ワクチンに含まれています。ただし、前述したようにケンネルコフの病原体は数が多く、混合ワクチンを打っていても感染することがあり注意が必要です。

お迎えしたばかりのわんちゃん🐶は、環境の変化も影響し、ケンネルコフ以外でも体調を崩すことが多くあります。新しい家族の健康を守るためにも混合ワクチン接種💉🏥は必ず行いましょう。その他にも気になる事がありましたら当院までご相談下さい。💁🏻‍♂️(Y)20211128


 

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アオバト

今週はとても美しい鳩が入院🏥していました。
緑色の綺麗な羽をしています。アオバトといいます。
普段森の中ではなかなか見つけることができません。
今回は何か衝突のような怪我❤️‍🩹をしていましたが無事に元いた森に帰すことができました😃。無事に野生復帰させられてうれしい気持ちと同時に癒しを与えてくれた鳥さんでした。😉


 

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