川越市・さいたま市のアリス動物病院です。
犬🐶🐱のワクチンや狂犬病を打つ時期に身体検査を行う病院は多いと思います。その時に心臓❤️に雑音が見つかることがあります。心雑音は心臓病を見つける1つのきっかけとしてとても重要です。今回は心雑音について書いていこうと思います。
心雑音とは、心臓にある僧帽弁や三尖弁など弁の狭窄や弁の逆流などが原因で通常の心音の中に異常な音が聞こえることです🧐 心臓の聴診🩺は心雑音を聴診することで心臓の病気の発見や重症度の簡単な検査を行うことが出来ます。🤔
心雑音はLevine分類という雑音の強度で1から6の6段階に分けられます。
・Ⅰ度 弱くかろうじて聴き取れる
・Ⅱ度 弱いが容易に聴き取れる
・Ⅲ度 中等度に強い
・Ⅳ度 非常に強くスリルがある
・Ⅴ度 非常に強くスリルがあり聴診器で胸部に近づければ聴き取れる
・Ⅵ度 聴診器がなくても聴き取れる
上記のように数字が大きくなればなるほど雑音が大きく心臓病の重症度が高いと考えられています😲
心雑音は『収縮期雑音』『拡張期雑音』『連続性雑音』と分かれています。収縮期雑音は心臓が収縮して体中に血液🩸を流すために心臓が収縮するときに聞こえます。原因の病気は僧帽弁閉鎖不全症、大動脈狭窄症などがあります。拡張期雑音は血液🩸を心臓に溜め込む為に心臓が拡張する時に聞こえます。原因の病気は大動脈弁逆流症や肺動脈弁逆流症などです。連続性雑音は動脈管開存症という遺伝性の病気が原因で起こり、心音を聴診すると連続的に雑音が聞こえます。
心雑音🫀は聴診器🩺で聞くことが可能な検査の中では簡単に調べることの出来る異常です。動物病院🏥で検査をしてもらう際、一度聞いてもらうことをおすすめします💁🏻♂️🐾
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