生後6か月検診のすすめ

当院からの生後6か月検診のすすめ🐾

こんにちは、川越市・さいたま市のアリス動物病院です。わんちゃん・ねこちゃんが健やかに成長するためには、定期的な健康チェックが欠かせません。その中でも「生後6か月検診」は、特に重要なタイミングのひとつです。この時期の検診でどのようなことが確認できるのか、またその重要性についてご紹介します。


生後6か月検診でできること

  1. 一般状態の確認
    わんちゃん・ねこちゃんの体重や成長具合をチェックし、健康状態を全体的に確認します。
    ✔ 健やかに成長しているか
    ✔ 病気や異常の早期発見
  2. 歯の生え変わりのチェック
    この時期、乳歯が抜けて永久歯が生え始める大切な時期です。歯並びや噛み合わせに問題がないかを確認します。歯周病の予防や適切なケアのアドバイスも受けられます。
  3. 避妊・去勢手術のタイミング相談
    生後6か月頃は避妊・去勢手術を検討し始める良いタイミングです。それぞれの子に適した時期を獣医師と相談できます。
  4. 今後の定期検診の計画
    次のワクチン接種時期や検診時期のご案内等のスケジュールを立てられます。
  5. 日常ケアのアドバイス
    食事、運動、トイレトレーニング、お手入れ方法など、日常のケアについても気軽に相談できます。

検診を受けるメリット

  • 健康を守るための第一歩
    成長期に起こりやすい問題を早期に発見し、適切に対処できます。
  • 信頼関係の構築
    定期的に動物病院を訪れることで、わんちゃん・ねこちゃんが病院に慣れることができ、将来の通院もスムーズに。
  • 安心感
    専門家からのアドバイスを受けることで、飼い主さんの不安を解消できます。

まとめ

生後6か月検診は、わんちゃん・ねこちゃんが健やかに成長し、健康で長生きするための大切なステップです。
まだ検診を受けていない場合は、ぜひこの機会に当院に相談してみてください。

20241212  院長

🐾 ご予約・ご相談はこちらから 🐾

ブログTOP
アリス動物病院(川越市・動物病院)

わんちゃんの下痢・吐き気について

こんにちは川越市・さいたま市のアリス動物病院です。今回はわんちゃんの下痢・吐き気ついて、下痢の種類、よくある病気と兆候、ご家庭での注意点、来院のポイントなどを少しお話します。

犬が下痢や吐き気を起こすことは珍しいことではありませんが、原因によっては重大な病気のサインであることもあります。ぜひ参考にしてみてください。

  1. 下痢の種類とその違いについて

犬の下痢は、形状や内容物によって原因の手がかりを得ることができます。以下の種類を参考にしてください:

  • 水様性の下痢
    水のように非常に緩い下痢。感染症や食事の変化が原因である場合が多い。
  • 粘液混じりの下痢
    消化器の炎症が考えられます。寄生虫や大腸のトラブルが原因となることがあります。
  • 血便(赤色)
    大腸や直腸の損傷を示唆することが多い。急性の炎症や細菌感染の可能性。
  • 黒色便
    上部消化管での出血(胃潰瘍など)を示している可能性があります。
  • 未消化物が混じった下痢
    消化不良や食べたものが原因となっている場合が多い。
  1. よくある病気と兆候について

食事関連

  • 誤食(異物摂取)
    おもちゃや靴下、腐った食べ物などの摂取。吐き気や便秘と交互に起こる場合も。
  • 食物アレルギー
    特定の食材が原因で下痢や嘔吐が起きる。慢性的な症状として現れることが多い。

感染症

  • パルボウイルス
    子犬に多い重篤なウイルス感染。激しい下痢(時に血便)と嘔吐が特徴。早急な治療が必要です。
  • 寄生虫感染
    回虫、鉤虫、コクシジウムなど。体重減少や元気がないといった症状も伴います。

消化器系の疾患

  • 膵炎
    油分の多い食事が原因になることが多い。嘔吐、元気消失、食欲不振を伴う。
  • 胃炎・腸炎
    短期間で治ることもありますが、長引く場合は注意。

中毒

  • 有害物質摂取
    チョコレート、タマネギ、アルコールなど。中毒症状としての下痢や嘔吐は重篤化する可能性があります。
  1. ご家庭での注意点について

初期対応

  • 絶食(12〜24時間)
    消化器を休めるために食事を控えます。ただし、子犬や高齢犬は注意が必要です。
  • 水分補給
    脱水を防ぐため、少量ずつの水を与えます。吐き気が強い場合は、氷を舐めさせるのも効果的です。
  • 消化に優しい食事
    白ご飯や茹でたささみ肉を少量ずつ与え、症状が改善するか様子を見ます。

与えてはいけないもの

  • 市販の人間用薬(アセトアミノフェンやイブプロフェンなど)
  • 油っぽい食事やスパイスが入った食品
  1. 来院が必要なポイントについて

次のような症状が見られる場合、早急に病院に相談してください:

  • 嘔吐や下痢が24時間以上続く
    特に子犬や高齢犬の場合は脱水のリスクが高まります。
  • 血便または黒色便
    消化器出血の可能性があるため、緊急対応が必要です。
  • 元気がない、ぐったりしている
    重篤な疾患の可能性が高まります。
  • 繰り返す嘔吐
    特に黄色や緑色の液体を吐く場合、胆汁や胃液の異常が考えられます。
  • 腹部の膨張や痛み
    異物摂取や腸閉塞の可能性。
  1. 日常の予防策について
  • 適切な食事管理
    高品質のドッグフードを選び、人間の食べ物を与えないようにする。
  • 定期的な健康チェック
    ワクチン接種や寄生虫予防を徹底。
  • 環境の整備
    有害なものにアクセスできないよう、家庭内を整理整頓。

最後に

犬の下痢や吐き気は、軽い原因から重篤な病気までさまざまな理由で起こります。症状が軽度であれば家庭で対応できますが、重度の症状や長引く場合はすぐに動物病院に相談してください。愛犬の健康を守るために、日頃から予防策を心がけ、異常があれば早めに対応しましょう。

20241212  院長

 

🐾 ご予約・ご相談はこちらから 🐾

ブログTOP
アリス動物病院(川越市・動物病院)